『錦繍』 宮本輝

TVドラマの「避暑地の猫」を見て、宮本輝を知った。当時、橘ゆかりが好きだったという単純な動機でそのドラマを見ていたのだが、人間の業ってやつの凄まじさと演出もキャスティングも良くとても印象に残ったこともあり、しばらくして宮本輝の本を読むようになった。
多くの著作の中、かなり読み進めていったが、書店に行っても既読、未読の判別が瞬時に判断できなくなってきてしまい、「胸の香り」を重複して買ってしまってからは、次からはMy蔵書データベースを作ってからにしようと考え、作成せぬままここ2,3年遠ざかってしまっていた。
年末に、流転の海シリーズの第4部が文庫本で出ていることを知り、これではいけないと、意を決し、公式ページの著作と比較しつつMy蔵書データベースとまだ手にしていない著作一覧を作成。そして読んでいないものを一気に大人買いし読み切った。
今は、蔵書の中から印象深いものを再読中。それが『錦繍』。