安倍元首相銃撃から1週間がたち、犯人の動機などが明らかになりつつある。少し違和感を持ち始めたのでまとめておきたい。
犯人は一家を離散させた統一教会(現:世界平和統一家庭連合)への強い怨恨を持つ40代男性で、現在明らかになっている情報からは彼を誰も止めることはできず安倍氏に対して今回でなくてもいずれこのような事態が発生していたのだと誰にも予見できる内容だった。
ただ謎が残るのはこれによって誰が得をしたのだろうと考えたときに彼の宿敵である統一教会は今も何ら変化が生じていないということだ。国会公安委員会の委員長のポストを今の二之湯を含め、そして以前より統一教会系議員が占めることで自らが守られていることを考えるとそこからしてまず闇が深い。
2019年10月愛知県Aichi Sky Expo で信者4万人を集めて行われた統一教会の集会にまで彼は出向いたにも関わらず、会場には入れなかったという理由で帰ってきている。会場に出入りする際にも総裁を狙うチャンスがあったはずだ。無敵の人属性とされている彼からすると母親同様に財産をつぎ込む忌むべき信者、彼の一家を離散させた総裁ともども一同に会しており、火炎瓶まで用意して現地まで行ったのならそれらを一掃すべき行動をその時に起こしていても何ら疑問の余地がない。それが無敵の人が無敵とされる所以だ。
もともとは団体幹部を狙うつもりだったとも彼は言う。統一協会の所在地は明らかであり何日か張り込めば幹部の行動も読める。また催しもサイトで明らかだ。安倍氏より狙える確率は高いはずだ。
逮捕された彼はすぐにペラペラと背景から準備内容を解説し、それに伴う物的証拠が次々に積み上がっていく。検証しやすいようにご丁寧に証拠を各所にわざと置いていってまわってるようなフェイク行動感が漂う。統一協会を憎んでいるのに、それを国内で広めたとする安倍氏を狙う論理がよくわからない。なぜなら統一教会については被害者サイト、Wikipediaなど大変多くの情報がネットにはあり、それらによって統一教会と政治家の構図を把握していたはずであり仮に関係あったとしてもそれは統一教会ではなく統一教会の表裏一体であるUPFの手先にしか過ぎないこともわかってはずだ。そもそも本来の怨恨の真の鋒先は統一教会の総裁に向けられているものではなかったのか。留置場では何事もなかったように腕立て伏せを繰り返しているらしい。まるで本懐を遂げたようではないか。
復讐するは我にあり。宿敵は神に任せ、彼は手先を刈り取ったということなのか。または、死刑を免れることがわかって最後の一手に進むための準備に入ったということなのか。
ここからはすご~く憶測。
統一教会/UPFは安倍氏を利用していたが、安倍氏もまた統一教会/UPFを利用していた。ただ安倍氏は統一教会/UPFの危うさを理解しており、また清和会に浸透する統一教会系議員の扱いにも思慮深く対応を行っていたはずだ。ゆえに教会色が強い下村の総裁選出馬をおさえた。また銃撃後、統一教会系の息のかかった議員やタレントの発言が妙に理解が進んでいたり神の定め的なことを言ってることも気になる。今回の事件は安倍氏に対する統一教会の時間をかけて練りに練った排除作戦ではないのかという意見も決して否定できないなと思う今日この頃。
それにしても自民党の清和会は、統一教会が日本国民からカネを巻き上げそのお裾分けに群がる汚い議員の集まりであり、これは国益、また有権者としてどう見なければいけないのかということが改めて世の中に告知される良い機会ともなった。また警察が宗教団体名を発表しないのもおかしな話だ。まだまだ戦後総括までは根深い。
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